Enableとは?
EnableはPowerBuilderアプリケーションを多言語化するために開発者が使用するツールです。
Enableを使えば、開発者は通常、オリジナル コードにほんの少し変更を加えるだけで、単純な単一言語対応のPowerBuilderアプリケーションをアップグレードできます。翻訳時間を除いて、ほんの数時間で独自の多言語対応データベース(.ena)と使用料無料のEnableエンジン(複数の .dll/.pbdファイル)が組み込まれたソフトウェアを配布できるようになります。
新しい言語を追加したり、翻訳済みテキストを変更することは簡単です。単に多言語対応データベースを更新するだけで、それ以上ソースコードや実行可能コードを変更する必要はありません。
EnableはPowerBuilderアプリケーションのローカライゼーションを行なう総合的なソリューションで、あらゆるコントロールのすべての属性を扱うだけでなく、データボックスやメッセージボックスのあらゆるタイプとスタイルを対象とします。つまり、非常に複雑なソフトウェアでもローカライズできるということです。入れ子状態のタブフォルダやパラメトリック メッセージ、計算フィールドはどうでしょうか?まったく問題はありません。
レポートは、ユーザ インタフェースを変更しなくても、同時に複数言語で翻訳、印刷できます。
次のステップは何でしょうか?デモ アプリケーションをダウンロードして、Enableの感じをつかんでください。
長所
- エンドユーザは好きな言語で作業できる(多言語対応インターフェース)。
- 発売までの開発時間とアプリケーションのローカライズ コストを減少させ、全体プロセスを直接、管理する。
- 同時に複数言語で配布し、いつでも言語を追加する。
- 保守作業(単一のソースコード)および配布作業 (単一の実行可能コード)を効率化する。
- 既存アプリケーションの商業市場を迅速、簡単に拡大する。
- 既存アプリケーションのライフサイクルを延長する。
- 国内の民族集団の違いや地域言語の相違をサポートする。
- 最少限の投資で外国市場やすき間市場に参入する。
機能
- 表示言語を動的に変更する。高性能エンジン、開発者による完全なコントロール。
- ソースコードを簡単で完全に統合された形で使用可能にする(一度だけ、ロープロファイル)。
- ウィンドウが開いた後でも言語を変更する(表示要素と非表示要素の両方。テキスト ファイルなど)。
- コンテキストを認識し、翻訳すべき要素を定義するルールをサポートする。
- PowerBuilderのすべてのバージョンとすべての文字セットをサポートする。
- 現在の言語をリセットしないで目的の言語で印刷する。
- PB文法に基づく高速パーサーを使って翻訳に意味のある文字列を取り出す。
- コントロールおよびデータウィンドウ オブジェクトのサイズを実行時に変更する。
- 使用可能なアプリケーションを作り直すことなく、翻訳を変更したり言語を追加する。
- 言語データベースを最適化することで未許可の変更を防ぐ。
- 簡単な配布。ライブラリと言語データベースをインストールするのみ(いかなるDBMSも不要)。
- ワークグループ ライセンスが使用可能。無制限のプロジェクト、無制限の言語、実行時の使用料なし。
使用ケース
- 好きな言語で作業する。多言語を使う従業員、海外支店、外国出身社員など。
- クライアント/サプライヤの言語でインボイス(および会計などの文書)を印刷する。
- 現在の言語を即座にかつ一時的に変更することで、ユーザ セッションを中断せずにアプリケーションのデモを行い、その結果を示す。検査(監査、品質)、外部コンサルタント、サプライヤ/クライアントの訪問、テクニカル/ユーザ サポートなど。
- サポート担当者の言語でテクニカル ログを生成する。
- 実行時にEnable Explorerを起動することで開発者とエンドユーザ間のコミュニケーションを改良する。テスト、開発、およびリモート テクニカル サポートなど。
